リスクのない過払い金請求をご提供します!
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1F
(横浜駅西口より徒歩8分。相鉄本社ビル目の前)
運営:司法書士法人かながわ総合法務事務所
受付時間:平日9時~20時(土曜は10時~16時、日曜を除く)
「過払い金の計算ってどうやるの…?」
「過払い金の計算方法を知りたい」
過払い金とは、利息で払いすぎてしまったお金のことを指します。つまり、払いすぎた利息を計算していくのです。
過払い金の計算は、一般的に「引直し計算」と呼ばれています。カード会社から取寄せた取引履歴と、エクセルの使えるパソコン、そして「利息計算ソフト」の3点があれば計算できます。
この取引履歴の取寄せや過払い金の計算を、「自分でやるのは難しい」という場合には、当センターで無料で対応しています。
過払い金の計算は、引き直し計算という特殊な計算方法を使用しますが、この計算方法には、以下のようなポイントがあります。
・今までの借入・返済を利息制限法の利率で全て計算をし直すこと。
・返済した際の超過分の利息は「その都度」元本に組み入れて計算をする方法
利息制限法では、以下のように金利が定められています。
・借入10万円未満は20%まで
・借入10万円~100万円未満では18%まで
・借入100万円以上では15%まで
例えば、50万円の借入で25%の金利であった場合には、5%が払いすぎにあたります。この5%の利息の金額を計算し、この5%分の利息のお金を返済の都度、残元金に充当していくことで、借金の残額は本当はどのように減っていったか?を知ることができます。
払いすぎの利息があると、借金は実際もっと早く無くなっていきます。借金が無くなったのに、払い続けたお金があれば、それが過払い金として戻ってくるわけです。
過払い金を自分で計算する場合には、まずは借りていた(借りている)カード会社から「取引履歴(利用明細)」を取り寄せましょう。
「そんなの簡単に出してくれるのですか…?」
「自分が言っても出してもらえますか…?」
ご相談者からこのような質問があることもありますが、顧客(あなた)が自分の利用明細を出してもらうことは、当然のように認められている権利です。
また、「貸金業者は債務者の取引履歴開示請求に応じる義務がある」と最高裁判所でも判示されていますので、断りたくても断れないということもあります。
なお、取引履歴を取寄せる際に、使用目的を聞かれても特に答える必要はありません。使用目的は「今までにどのように利用したか確認したい」と答えれば大丈夫です。
取引履歴の取寄せは、当センターが代理で行うことも、あなたご自身で行うことも可能です。
過払い金の計算は、1つ1つの借入・返済を手動で計算すると途方もない時間と労力がかかります。そのため、引直し計算シートというエクセルの計算シートを使って計算していきます。
引直し計算シートのエクセルは、下の画像のようなものを指します。
引直し計算シートには、取引履歴の内容を入力していきます。初めての方には少し難しいかもしれませんので、ポイントをおさえていきましょう。
この引直し計算シートを利用すれば、あとは自動で計算してくれます。自分で、払いすぎたお金をかけ算や割り算をして計算していく必要はありません。
この計算シートは、「名古屋消費者信用問題研究会」のホームページから無料で取得できます。
下記リンクをクリックし、「利息計算ソフト」をダウンロードすれば大丈夫です。
アコムで平成17年に借りて、平成30年に完済を認められた事例。平成30年まで支払いを続けていましたが、実際は平成24年ごろに完済できていたものです。
「残元金」は0になっていると完済です。これがマイナスになっているということは、「借金を超えて払っている=払いすぎ」ということであり、過払い金が発生している状態です。
マイナスになってからは、返済の都度、過払い金が貯金のように増えていきます。
その理由は、借金が無くなっているということは、払う利息も元金も1円もないからです。払うものがない以上、返済した金額の全額が過払い金として積み上げられていくというからくりです。
最終地点は、アコムに完済と認められた日。ここまでに積みあがった過払い金を請求することができるようになるというわけです。
「すぐにあなたの過払い金が分かる!」
「入力するだけであなたの過払い金が判明!」
などを、うたい文句にしている過払い金自動計算機。
司法書士事務所や弁護士事務所で、こうした過払い金自動計算機を提供しているところもありますが、正直当たる確率は30%ほどとみておいたほうが無難です。
過払い金の計算は、計算シートに(返済)(借入れ)の金額や日付を、手作業で一段一段入力していくものです。
例えば、毎月3回借りて1回返済するだけでも月に4回、年間48回となります。これが10年あるだけでも480回となるため、480段もの計算を行うわけです。
また、いつ・いくら借りていくら返済したかが一定の人などまずいません。
つまり、全く同じ計算になることはありえないですし、借り入れた金額も返済した金額も分からずに正確な過払い金の金額を出すことは不可能です。
そのため、自動計算機で算出される過払い金は、あくまで一つの目安で考えるとよいでしょう。
専門家の立場から感想を述べると、過払い金計算機は「やたら高く過払い金の発生額を算出している」という感覚はあります。実際はそれを下回る過払い金の方のほうが多かったり、そもそも過払い金が発生していないということもありますので、あまり期待しすぎないようにしましょう。
最終更新日:2022年4月15日
司法書士・行政書士
山口 広樹
横浜市出身。司法書士・行政書士14年目。
かながわ総合法務事務所の代表。
過払い金や債務整理を専門分野として、5000名以上の事案を解決。
・司法書士(神奈川県会2376号)
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