リスクのない過払い金請求をご提供します!
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1F
(横浜駅西口より徒歩8分。相鉄本社ビル目の前)
運営:司法書士法人かながわ総合法務事務所
受付時間:平日9時~20時(土曜は10時~16時、日曜を除く)
マルイグループの子会社であるエポスカード。
一昔前は、マルイ自体がカード事業を行っており「赤いカード(旧:マルイカード)」が有名でした。
2004年から、丸井のVISAライセンシーを移譲されたエポスカードが、このカード管理を行うことになりました。
平成19年(2007年)3月15日までは、エポスカードは27%の金利でお金を貸出しており、この金利で返済していた場合には過払い金の対象となります。
限度額は30万~50万円ほどのキャッシング枠の方が多く、100万円以上の限度額の方は稀にいるといったイメージです。
平成26年10月には、エポスがゼロファーストを統合し、ゼロファースト分の過払い金もエポスカードに請求ができるようになっています。
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エポスカードから過払い金が発生する理由は、「利息を払いすぎていたから」です。
2007年(平成19年)3月15日まで、エポスのキャッシング金利は27%でしたが、これは、利息制限法という法律に違反した金利です。
そして、利息制限法を超えて返済したお金は過払い金となり、返還対象となります。
例えば、エポスカードから50万円の借金をしているOさんがいたとします。
利息制限法に従えば、エポスがOさんに27%の金利でお金を貸しても、年18%までしか金利を領収することはできないため、「27%-18%=9%の金利が払いすぎの金利(過払い金)」になるということです。
50万円の9%で年間45,000円ですから、10年も支払っていれば45万円もの金額になります。
これが過払い金の正体です。
・2007年3月15日までに、エポスのキャッシングを利用していた人。
(ショッピングを利用していても、過払い金は発生しません)
・2007年4月15日までに、ゼロファーストを利用していた人
・2007年3月16日以降に、初めてエポスのキャッシングを利用した人。
・2007年4月16日以降に、初めてゼロファーストを利用した人。
エポスカード、ゼロファーストのカードの一例です。
カードをなくしてしまっていても、過払い金を請求することは可能です。
取引履歴を取寄せ、過払い金の計算を行うことで、過払い金が判明します。
エポスカードの前身であるマルイから利用されていると、過払い金が大きく発生します。
(2000年以前のマルイカードの過払い金も、請求可能です)
30万円~50万円が、エポスやゼロファーストの過払い金発生の平均値ですが、最大利用可能額が、50万円以上だった方などは、60万円~80万円程度の過払い金の発生も珍しくありません。
当センターで行った中では、最高額で180万円近い過払い金が発生したケースもあります。
過払い金の返還対応は、かなり良いレベルと言って良いでしょう。
過払い金の90%近くの返還はあり、時間をかければ100%の返還も可能です。
費用対効果を考えると、過払い利息が多くない限りは、裁判をせずに和解するのが一般的です。
スピード返還(示談) | 金額重視(裁判) | |
---|---|---|
返還金額の目安 | 90%~100% | 100%+利息 |
返還期間の目安 | 2~3か月 | 4~6か月 |
※利用内容に争点がある場合には、返還割合や返還期間は変わっていきます。
※利息とは過払い金から発生する利息のことです。
裁判上で認められれば、利息も含まれた金額が戻ってきます。
エポスカードに過払い金請求を行うと、そのカードは利用できなくなります。
ここで問題になるのが、エポスの家賃保証「ROOM ID」を利用している場合です。この家賃保証は、エポスのクレジットカードを元に行っているものなので、カードが使えなくなると家賃保証に影響が出ます。
家賃保証の支払いを別のカードに移せる確認をとってからにしないと、思わぬ事態を招くこともあるので、注意しましょう。
エポスカードの過払い金の注意点は、取引履歴が1997年(平成9年)からしか開示されないという点です。
(ケースによっては平成7年からのものもあります)
この場合でも、それ以前は細かい明細などから推定計算を行っていくという手法が一般的ですが、エポスカードの場合には自社でこれを行ってくれる場合もあります。
しかし、あくまで推定での計算となるため、平成初期からの正確な過払い金は算出できないというデメリットがあります。
エポスカードでショッピング(買物)残があると、そのショッピング残と過払い金が相殺されることになります。
そして、過払い金より、ショッピングの支払残のほうが多いと、ブラックリストになり、他にお持ちのクレジットカードが使えなくなるので、注意しましょう。
また、ゼロファーストを返済中の場合も、エポスカードの過払い金とゼロファーストの支払残が相殺され、ゼロファーストの支払残>過払い金の場合には、同様にブラックリストの危険があるので注意が必要です。
・過払い金の発生額: 39万0046円
・エポス側の提示金額:35万1000円(発生額の90%程度)
・交渉による確定金額:39万円(発生額のほぼ100%)
Eさん(東京都渋谷区在住・39歳)は、今から18年ほど前の平成9年にエポスの前身のマルイカードを作りました。カードを作ってからはキャッシングを使用するようになり、マルイでの買い物の際にもカードを利用していました。過払い金を知り、最近マルイで買い物もしていないので過払い請求を行うことになりました。
エポスカードはほぼ全額に近い金額を過払い金で返してくれること、利息が多く発生していない限り裁判をしても費用対効果がないことから、交渉で39万円の2ヶ月後の返還で和解が成立しました。
・過払い金の発生額:69万9021円
・過払い金の利息額:24万1500円
・ショッピング利用残:80万9761円
・エポス側の提示金額:過払い金とお買い物残を相殺して11万の返済を主張
※ショッピング80万9761円-過払い金69万9021円=約11万円のショッピング残
・裁判による確定金額:お買い物分は0。さらに過払い金として13万円の返還
Sさん(川崎市川崎区在住・47歳)は、若い頃に丸井での買い物をきっかけにマルイカードを作って以来、キャッシングと丸井での買物利用時にカードを利用していたようです。
エポスカードから過払い金が発生すると知ったのは最近だったとのことで、他社のカードの支払いも増えてきて見直さなければいけないと思い、相談にいらっしゃったようでした。
「過払い金でエポスだけでも支払いが減ればだいぶ楽になる」とおっしゃっていたNさんでしたが、過払い金の計算を行ってみると、過払い金は69万円近くありましたが、お買い物の支払い残80万円を消せるまでの金額ではありませんでした。
「裁判をしなければ過払い金の利息を返してもらうことはできないが、これが裁判で回収できればエポスの支払いは一切なくなる。裁判費用は数万円で済むから大丈夫です」
と説明したところ、「先生がよいと思う方向に進めてください」という回答をいただいたため、すぐに裁判手続きを開始しました。
エポスは発生した過払い金(69万円)とショッピング分の支払い(80万円)を相殺し、「過払い金分はショッピング残から減らすので11万円だけ払ってください」と言っていましたが、最終的には、過払い金(69万円)と過払い金利息(24万円)を合算した93万円からショッピング分(80万円)を相殺した13万円を過払い金として返してもらうという方向で解決しました。
Sさんはエポスの支払いも0になり、戻ってきた13万円で費用の支払いに充てることもでき「お任せしてよかったです」と満足な様子でした。
司法書士・行政書士
山口 広樹
横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。かながわ総合法務事務所の代表。過払い金や債務整理を専門分野とし、5000名以上の事案を解決。
・司法書士(神奈川県会2376号)
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