過払い金の診断・相談・調査は無料です
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「過払い金で借金を減らすことはできる?」
「返済中に過払い金請求する場合の注意点は?」
返済中の段階でも、過払い金請求は可能です。借金を減らせるメリットはありますが、ブラックリストになるケースもありますので、この点に注意しましょう。
まずは、過払い金を調べることが先決です。「借金がどのくらい減るか?」を調べ、ブラックになることと比較検討するのが良いでしょう。
20年近く支払っていると、過払い金で「借金が0になる」ケースもあります。
借金を返済中の状態で過払い金を請求する場合に、注意したいのは、ずばり「信用情報への事故登録」です。
一般的には、ブラックリストともいわれています。ブラックになると、クレジットカードの利用や、ローンを組むことが5年以上できなくなるため、非常に重要なポイントです。
そのため、ブラックリストを回避する手段として、「過払い金を調べる」ことが、最初にすべきことです。
・ブラックリストにならなければ過払い金を請求する
・ブラックリストになるなら過払い金請求を保留する
という選択肢を持てるようになるためです。
返済中の過払い金請求で、ブラックになるのは「支払い残>過払い金」という状態です。
例えば、100万円の支払い残に対して、過払い金がこれ以下の50万円や80万円の場合には、ブラックリストになってしまうというわけです。
「過払い金>支払い残」のような場合は、正式なブラックにはならず、過払い金が戻ってくるまでの数か月でブラックは解除されます。
カード会社によりますが、優良なところでは、そもそもブラックにせずに過払い金の返還に応じてもらえることもあります。
過払い金を調べる方法を説明します。
まずは、取引履歴の取寄せがスタートです。
取引履歴とは、あなたのキャッシングの利用明細です(画像参照)。いつ、いくら、借りて、返済したかが全て記録されています。
自分で取引履歴を取寄せる場合は、大将のカード会社に取引履歴が欲しい」と伝えましょう。
もちろんですが、取引履歴を取寄せても、ブラックリストにはなりません。
取引履歴を取り寄せたら、次は過払い金の計算です。
過払い金がいくらあるか知るためには、払いすぎたお金を計算しなければなりません。
「違法な金利で払ったお金=過払い金」なので、いくら払いすぎていたか、過去にさかのぼって全ての計算をする必要があるのです。
この過払い金の計算を行えば、「支払い残>過払い金」なのか、「過払い金>支払い残」なのかが分かるようになります。
取引履歴の取寄せや過払い金の計算は、自分で行うこともできますし、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することもできます。
ただし、全ての事務所で無料で対応してくれるわけではないので、注意しましょう。
当センターでは、過払い金の発生の可能性がある場合には、取引履歴の取寄せから過払い金の計算まで無料で行っています。
返済中のケースで、「過払い金で借金を減らしたい」という方は、お気軽にご相談下さい。
過払い金が請求できる期限は、返済が終わってから10年と決められています。
過払い金請求は、民法703条の不当利得返還請求権に基づくもので、この権利に基づくと、「最後に返済をした日から10年」で時効になります。
この時効については、返済中の場合でも、注意が必要なケースがあります。
例えば、ショッピング機能の付いているクレジットカードを利用されている場合に、「買物ではカードを使っているけどキャッシングはすでに完済」といったケースがあります。
過払い金はキャッシング利用分から発生して、ショッピングからは発生しません。
そのため、時効の起算点でいう「最後に返済した日」とは、キャッシングを完済した時点を指します。
そのため、買物でカードを利用していても、時効は着々と進行しています。
キャッシングを返済中でも、利用途中に完済したことがある場合には、時効に注意です。
利用途中の完済は「分断」と言われ、分断前の利用分と分断後の利用分が分かれてしまう場合があります。
こうなると、分断前の過払い金が時効にかかってしまう場合があるわけです。
例えば、平成10年からプロミスを利用したGさんが平成24年で一度完済。平成26年に再利用を始め、現在も返済しているとします。
このような分断の場合、平成24年までの利用分は令和4年(平成34年)に時効を迎えてしまう可能性があります。
返済中とは言え、分断がある場合には、過払い金の時効に注意しましょう。
例えば、プロミスに50万円の支払いをしていたTさん。過払い金を調べた結果、この50万円が0になり、さらに30万円の過払い金が戻ってくるとします。
この場合は、過払い金請求を依頼した日以降は、カードの返済はなくなります。そして、支払い残を超えた30万円の過払い金の返還交渉を行います。
30万円の過払い金が無事戻ってきたら、それで清算は全て終了になります。
このケースでは、事前確認を行うことでブラックにならないよう進められることも多いですが、仮になったとしても、過払い金が戻ってきた時点で100%解除されます。
例えば、アイフルに90万円の支払いをしていたOさん。60万円の過払い金が発生していて、90万円→30万円の支払い残に減らせる状況だとします。
この場合は、過払い金請求と任意整理を並行して行います。
①90万円→30万円の支払い残に確定
②30万円を今後は利息なしの返済に確定
③30万円÷60回=毎月5千円の支払い(繰上げ返済OK)
のように調整を行っていきます。
過払い金で元金を大きく減らし、残った元金も任意整理で無利息にできます。そのため、今後の返済自体は非常に楽になります。
ただし、5年~10年程度は、信用情報に傷がつく状態にはなります。
・平成14年(2002年)から、令和元年(2019年)まで返済。
ブラックリストを避けるために、過払い金の調査からスタート。
調査の結果「過払い金>支払い残」になることが判明。
過払い金が返還されるまでの数か月は、カードが使えなくなることやローンの融資が通りずらい可能性があることを説明し、過払い金請求の手続きを進めました。
返済中の金額 | 戻ってきた過払い金 | |
---|---|---|
プロミス | 180万円 | 支払いは0。+90万円 |
プロミスと交渉を行い、返済中の180万円の支払いは0になることが確定。
さらに、支払い残を超えて発生している過払い金は、返還交渉を行いました。結果、90万円の過払い金を3か月後に返還することで合意。
トータルで180万円+90万円の270万円の過払い金返還に成功しました。
・平成18年(2006年)から、令和2年(2019年)まで返済。
過払い金の調査を行った結果、70万円の過払い金が発生。
100万円の支払いを全額無くすことはできないが、返済の負担を軽くするため、過払い金請求と任意整理へ。これから5年~10年ほどはブラックリスト(信用情報へ傷がつく)になることを説明し、手続きを進めました。
返済中の金額 | 過払い金請求後 | |
---|---|---|
アコム | 100万円 | 支払い残は30万円に。 |
アコムと交渉を行い、100万円の支払い残を30万円に確定。
この30万円の支払いを毎月1万円の30回払いで調整を行いました。
当ホームページは、過払い金(かばらいきん)を専門としたものです。
2010年より、8000名以上の方の過払い金の診断やご相談、調査を行ってきました。
こうした経験と実際の事例をもとに、本物の過払い金の情報をお届けします。
横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。過払い金請求や債務整理が専門分野。
・司法書士(神奈川県会2376号)
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