リスクのない過払い金請求をご提供します!
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1F
(横浜駅西口より徒歩8分。相鉄本社ビル目の前)
運営:司法書士法人かながわ総合法務事務所
受付時間:平日9時~20時(土曜は10時~16時、日曜を除く)
「過払い金で今返済中の借金は少なくなりますか…?」
「返済中に過払い金請求をした事例はありますか?」
このページでは、カードを返済中の方が過払い金請求をした場合の事例についてご紹介していきます。
返済中に過払い金を請求することはもちろん可能ですが、ブラックリストになるか?ならないか?がポイントになります。
事前に過払い金の計算を行って、安全なら過払い金請求を進め、ブラックの恐れがあるなら一度保留して検討をするのが良いでしょう。
20年近く支払っていると、過払い金によって「もう借金はなかった」というケースも珍しいものではありません。
返済中に過払い金を請求する場合で、注意したいのは、ずばり「信用情報への事故登録」です。一般的には、ブラックリストともいわれています。
ブラックリストになると、クレジットカードの利用や、ローンを組むことが5年以上できなくなってしまうため、非常に重要なポイントなのです。
そのため、返済中に過払い金を請求する場合には、ブラックリストを回避するために「過払い金を調べる」ことが、最初にやるべきことです。
・ブラックリストにならなければ過払い金を請求する
・ブラックリストになるから過払い金請求を保留する
という選択肢を持てるためです。
返済中の過払い金請求で、100%ブラックリストになるのは「支払い残>過払い金」という状態です。例えば、100万円の支払い残に対して、過払い金がこれ以下の50万円や80万円の場合には、ブラックリストになってしまうというわけです。
そのため、まずは取引履歴から過払い金を計算して、現在の支払残より多くの過払い金があるのか?それともないのか?を確認することが必要になります。
「過払い金を先に知るためにはどうしたらいいの?」という点ですが、まずは、取引履歴の取寄せからです。
取引履歴とは、あなたが今まで利用した明細の記録が載っているものです。いつ、いくら、借りて、返済したかが全て家計簿のように記録されています。
取引履歴の取寄せは、利用していたカード会社に対して「取引履歴が欲しい」と伝えれば問題ありません。
もちろんですが、この取引履歴の取寄せだけでは、ブラックリストにはなりません。
取引履歴を取り寄せたら、次は過払い金の計算です。
過払い金がいくらあるか知るためには、払いすぎたお金を計算しなければなりません。
違法な金利で払いすぎていたお金=過払い金なので、違法な金利でいくら払いすぎていたか、過去にさかのぼって全て計算をする必要があるというわけです。
取引履歴を元に過払い金の計算を行えば過払い金の金額が分かり、その結果、支払い残よりも過払い金のほうが大きいか?小さいか?を知れるようになるというわけです。
こうした取引履歴の取り寄せや過払い金の計算は自分で行うこともできますし、弁護士や司法書士などの専門家に依頼して行うこともできます。
ただし、もし過払い金が支払い残より低かった場合には、専門家の仕事にならない可能性もありますので、全ての事務所で無料で対応してくれるわけではないので注意しましょう。
なお、当センターでは、過払い金の診断で、支払い残を上回る可能性が50%以上あると判断した場合には、取引履歴の取寄せから過払い金の計算を無料で行っています。「ブラックリストになるので過払い金請求は行わない」という場合でも、もちろん費用はかかりません。
返済中の方で、「デメリットは避けてブラックリストにならないなら過払い金請求をしたい」という方は、お気軽にご相談下さい。
過払い金が請求できる期限は、返済が終わってから10年と決められています。
過払い金請求をする権利は、民法703条の不当利得返還請求権に基づくものであり、この不当利得返還請求権が「権利発生日から10年」と時効を定めているためです。
返済中の場合には、まだ時効は進行していませんが、注意が必要なケースが2つあります。
例えば、ショッピング機能の付いているクレジットカードを利用されている場合に、「買物ではカードを使っているけどキャッシングはすでに完済」といったケースがあります。
過払い金はキャッシング利用分から発生して、ショッピングからは発生しません。
そのため、時効の起算点でいう「権利の発生日」とは、キャッシングを完済した時点を指します。そのため、買物でカードを利用していても、時効は着々と進行しています。
キャッシングを返済中でも、利用途中に完済している場合には、こちらも時効に注意です。
利用途中で完済している場合には「分断」と言われ、分断前のキャッシング利用分と分断後のキャッシング利用分を分けて考える場合があります。
例えば、平成10年からプロミスを利用したGさんが平成24年で一度完済。平成26年に再利用を始め、現在も返済しているとします。このような分断の場合、平成24年までの利用分は令和4年(平成34年)に時効を迎えてしまう可能性があります。
返済中とは言え、分断がある場合には、過払い金の時効に注意しましょう。
例えば、プロミスに50万円の支払いをしていたTさん。
過払い金を調べた結果、この50万円が0になり、さらに30万円の過払い金が戻ってくるとします。
この場合は、過払い金請求を依頼した日以降は、カードの返済はなくなります。そして、支払い残を超えた30万円の過払い金の返還交渉を行います。
30万円の過払い金が無事戻ってきたら、それで清算は全て終了になります。
このケースでは、そもそも事前確認を行うことでブラックリストにならないよう進められることも多いですが、仮になったとしても、過払い金が戻ってきた時点で解除されます。
例えば、アイフルに90万円の支払いをしていたOさん。60万円の過払い金が発生していて、90万円→30万円の支払い残に減らせる状況だとします。
この場合は、過払い金請求と任意整理を並行して行います。
①90万円→30万円の支払い残に確定
②30万円を今後は利息なしの返済に確定
③30万円÷60回=毎月5千円の支払い(繰上げ返済OK)
のように調整を行っていきます。
過払い金で元金を大きく減らし、残った元金も任意整理で無利息にできます。そのため、今後の返済自体は非常に楽になります。
ただし、5年~10年程度は、信用情報に傷がつく状態にはなります。
・平成14年(2002年)から、令和元年(2019年)まで返済。
ブラックリストを避けるために、過払い金の調査からスタート。
調査の結果「過払い金>支払い残」になることが判明。
過払い金が返還されるまでの数か月は、カードが使えなくなることやローンの融資が通りずらい可能性があることを説明し、過払い金請求の手続きを進めました。
返済中の金額 | 戻ってきた過払い金 | |
---|---|---|
プロミス | 180万円 | 支払いは0。+90万円 |
プロミスと交渉を行い、返済中の180万円の支払いは0になることが確定。
さらに、支払い残を超えて発生している過払い金は、返還交渉を行いました。結果、90万円の過払い金を3か月後に返還することで合意。
トータルで180万円+90万円の270万円の過払い金返還に成功しました。
・平成18年(2006年)から、令和2年(2019年)まで返済。
過払い金の調査を行った結果、70万円の過払い金が発生。
100万円の支払いを全額無くすことはできないが、返済の負担を軽くするため、過払い金請求と任意整理へ。これから5年~10年ほどはブラックリスト(信用情報へ傷がつく)になることを説明し、手続きを進めました。
返済中の金額 | 過払い金請求後 | |
---|---|---|
アコム | 100万円 | 支払い残は30万円に。 |
アコムと交渉を行い、100万円の支払い残を30万円に確定。
この30万円の支払いを毎月1万円の30回払いで調整を行いました。
最終更新日:2022年3月17日
司法書士・行政書士
山口 広樹
横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。かながわ総合法務事務所の代表。過払い金や債務整理を専門分野とし、5000名以上の事案を解決。
・司法書士(神奈川県会2376号)
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