ニッセンクレジットの過払い金（2023年）

過払い金は、誰にでも発生するわけでありません。「利息制限法を超える返済」をしていたことが、１つめのポイントです。

また、過払い金を請求できる期限も大事なポイントになります。

ニッセンの金利は、現在は利息制限法に従っています。しかし、2007年以前は、利息制限法を超える金利が設定されていました。

つまり、この頃からキャッシングを利用していた場合に、過払い金発生の可能性があるというわけです。

2023年現在から換算すると、最低でも15年以上は前から利用していたことが条件です。20年前、30年前と利用が古ければ古いほど、多くの過払い金が発生する傾向にあります。

過払い金には期限（時効）があり、期限内に請求が必要です。

完済している場合、過払い金の期限（時効）は「完済日から10年」です。例えば、2016年5月8日に完済していたら、2026年5月8日までが期限です。

この期限を過ぎてしまうと、過払い金は戻ってこないので注意しましょう。

まずは、自分の完済日をしっかりと把握することがポイントです。

ニッセンの過払い金を調査した場合、40万円～80万円が1番多く見受けられます。

20年以上利用していると100万円を超える過払い金も多いと言えます。

2022年現在では、以前より過払い金請求の対応が良くなっています。

数年前と比べると過払い金の請求数が減っているので、予算に余裕ができたと推測されます。

以前は、返還が少なかったため裁判をすることもありましたが、最近では減っています。

裁判をしなくても、発生した過払い金の90％程度は戻ってきます。

和解をした時から3か月以内が、返還の目安です。

利息も含めて全額の返還を求める場合には、裁判が必須となります。

ニッセン発行のカードでショッピング利用があると、その支払いと過払い金が相殺されます。

発生する過払い金より、ショッピング残のほうが大きい場合。「ショッピング残＞過払い金」では、ブラックになるので注意しましょう。

ブラックになると、ニッセン以外の他社のクレジットカードも使えなくなります。

またローンを組むこともできなくなるので、注意しましょう。

利用途中で完済があると、その完済までの過払い金が時効にかかる場合があります。

例えば、1998年～2013年でマジカルカードを完済、2015年から再利用している場合。

2013年までの過払い金が時効になってしまうと、過払い金は1円も戻ってきません。（2015年以降は、過払い金が発生しないため）

これを過払い金の分断と言いますが、こうしたケースには注意しましょう。