ＵＣＳ（ユニー）の過払い金（2023年）

ＵＣＳの過払い金返還の対応は、クレジットカード会社の中でも、トップクラスの対応です。

裁判をしなくても、発生した過払い金の全額＋過払い利息の1/3～1/2を返還してもらえます。

また、争点がある場合でも特に争う気は見せず、こちら側の意向に沿った対応をしてもらえるため、過払い金の大きな減額もありません。

発生した過払い金の100％＋過払い利息の返還を受けることが可能です。

返還されるまでの期間は、和解から3ヶ月後が目安です。

過払い金全額と一定の利息を返してくれるため、「裁判をする必要がない」と言えます。

また、争点で揉めることもほぼありません。

「過去の過払い金を請求して、今の支払いは続ける」

「買物でカードは使いながら過払い金だけ請求する」

こうした方法はとることができません。過払い金を請求したらそのカードは失効しますので、以後利用ができなくなるためです。

その他、ＵＣＳに過払い金を請求する場合の注意点を確認してみましょう。

カードを利用中で過払い金請求する場合、ブラックリストに注意です。支払い残を超える過払い金が発生しないと、ブラックになるからです。

対策としては、まず「過払い金がいくらあるか？」調査を行うことです。

そして、過払い金＞支払い残になるようであれば、過払い金請求に入ります。このようにすれば、「事前にブラックにならないように調整してから進められる」からです。

仮に、ブラックは避けられなくても、過払い金の入金があれば、ブラックは解除されます。この場合で、ブラックは返還を待つ3ヵ月だけの期間で済みます。

ショッピング（買物）でＵＣＳカードを利用している場合、ショッピングの支払残と過払い金が相殺されます。

そして、過払い金より、買物残が多いと、ブラックになるので注意が必要です。

100％ブラックを避けるのであれば、キャッシング・ショッピングをともに完済してから、過払い金請求を行うようにしましょう。

過払い金を請求できる期限は、完済してから10年と決まっています。

この期限を過ぎると、過払い金を請求できる権利が時効にかかってしまうためです。

そして、この起算点は「キャッシングを完済」した時です。

「9年前にキャッシングを完済。ショッピングはその後もずっと使っている」このような場合では、あと１年しか期限はありませんので、注意しましょう。

横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。過払い金請求や債務整理が専門分野。

・司法書士（神奈川県会2376号）
司法書士会の会員ページへ

・行政書士（神奈川県会4407号）
行政書士会の会員検索ページへ