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あなたは過払い金の対象者?

過払い金が請求できる条件を整理!

「過払い金の対象か知りたい!」
「どんな条件を満たすと過払い金の対象になるの?」

過払い金の対象となるための条件や、過払い金を請求できない(対象外)場合を、確認してみましょう。

2007年以前からキャッシングを利用していて、それが違法な金利のカードである場合には、ほぼ間違いなく過払い金は発生します。

違法な金利とは、利息制限法に違反している金利のことです。

また、過払い金の請求できる期限は「完済してから10年」。

この期限を過ぎてしまうと、対象であっても、過払い金が請求できなくなるので注意しましょう。

過払い金の対象になるためには?

過払い金とは?

過払い金とは、利息制限法の上限金利を超えて、払いすぎてしまったお金を指します。

(利息制限法の上限金利)
・10万円未満は金利20%まで
・10万円以上100万円未満は金利18%まで
・100万円以上は15%まで

一昔前まで、出資法という法律では29.2%を上限と定められ、「利息制限法の金利は超えているけど出資法以内の金利」という不思議な現象が生まれていました。

利息制限法を守ればいいのか?出資法を守ればいいのか?この判断は裁判でも争われました。

その結果、「利息制限法を守りなさい。利息制限法を超えて支払われたお金は返しなさい」という判断が出され、過払い金が誕生しました。

過払い金が発生する条件

過払い金が発生するためには、一定の条件を満たしている必要があります。

・2007年以前からの利用であること
・キャッシングを利用していたこと
・違法な金利のカードを利用していたこと

この3つの条件を満たしていると、過払い金が発生する可能性は極めて高いと言えます。

過払い金が発生するのであれば、あなたは過払い金の対象者というわけです。

各条件を1つずつ確認してみましょう。

対象条件①:2007年以前からの利用である

2007年に多くのカード会社で金利が変更された

過払い金の対象になる条件として、「2007年以前の利用」が一つのポイントになります。

2007年以降、多くのカード会社では、利息制限法の金利に従うようになり、これによって新たな過払い金の発生はなくなりました。

つまり、2008年以降に初めてカードを利用しても、過払い金が発生しない可能性が高いというわけです。

主要なカード会社の、2007年までの金利を確認してみましょう。

各カード会社で金利が変更された時期

  金利を変更した時期 その当時の金利
アコム 2007年6月17日 最大27.375%
プロミス 2007年12月18日 最大25.555%
アイフル 2007年7月31日 最大28.835%
レイク 2007年12月1日 最大29.2%
クレディセゾン 2007年7月13日 最大24%
セディナ 2007年9月1日 最大28.88%
エポスカード 2007年3月15日 最大27%
オリコ 2007年3月31日 最大27.6%

イオン

2007年3月10日 最大25.6%

上記は一例ですが、2007年までは、このように各社20%を超える金利でした。

そのため、この20%を超える金利の時までにキャッシングを利用していた場合には、過払い金発生の可能性が高くなるというわけです。

対象条件②:キャッシングの利用に限る

過払い金の対象に必要な条件として、「キャッシングを利用に限る」ことも挙げられます。

クレジットカードでは、キャッシング(お金を借りる)機能と、ショッピング(買物利用)機能があります。

過払い金の対象になるのはキャッシングのみで、それ以外は対象外です。

利息制限法とは、現金としてお金を借りるキャッシングの金利について定められたものです。

逆に、ショッピングのリボ手数料などは利息制限法の適用外であるからです。

ショッピング以外にも、車のローン・住宅ローン・奨学金こういったものもキャッシングの利用ではないので、過払い金の対象外となります。

対象条件③:違法金利のカードを利用

「2007年以前からキャッシングを利用」していても、全てのカードから過払い金が発生するわけではありません。

過払い金が発生するカードもあれば、過払い金が発生しないカードもあります。

発生するカードは違法金利であり、発生しないカードは適正金利だからです。

過払い金の対象カードのイメージ

例えば、クレディセゾンやニコス、セディナといった大手クレジットカード会社では、数十枚に渡る豊富なカード発行されています。

その全てのカードから過払い金が発生するわけではなく、違法な金利のカードであれば過払い金が発生し、そうでないカードであれば過払い金は発生しません。

消費者金融では、アコムのACカードからは過払い金が発生しますが、じぶん銀行(自分ローン)は過払い金の対象外となります。

プロミスでは、アットローンは過払い金の対象外です。

また、モビットや三菱東京UFJカードなどの銀行系カードや、銀行のカードローンからも過払い金は発生しません。

このように、どんなカードを利用していたかによっても、過払い金の対象になるか?ならないか?は変わっていきます。

過払い金の対象外!請求できない場合とは?

過払い金請求の対象外になるケースを、一つずつ確認していきましょう。

①利息制限法内で返済していた場合
②ショッピング利用であった場合
③銀行カードローンの利用であった場合
④車や住宅ローンの利用であった場合

このような場合には、そもそも過払い金が発生しないので、過払い金を請求できません。

⑤過払い金が時効にかかった場合

この⑤の場合には、過払い金は発生しているものの、時効で過払い金の請求ができない場合です。

過払い金の請求期限は「完済してから10年以内」と決められています。

この期限を過ぎると、過払い金は請求できなくなるので注意しましょう。

過払い金はどのくらい発生するもの?

最後に、過払い金の対象であった場合に、どのくらいの過払い金が発生するものかを確認してみましょう。

20年前から29.2%の金利で50万円を借りていたとします。

この29.2%という金利は利息制限法に違反しており、50万円の場合なら、金利は最大で18%と決められています。

つまり、この29.2%-18%=9.2%分の返済は払いすぎであり、過払い金となるわけです。

・50万円×0.292=14万6,000円(29.2%で1年に支払った利息分のお金)
・50万円×0.18=9万円(18%で1年に支払った利息分のお金)

この14万6000円-9万円=5万6000円が払いすぎのお金であり、過払い金です。

1年では、この程度ですが10年も経てば56万円もの過払い金になります。

過払い金の目安

Aさん
(160万円の過払い金発生)
・アコム:平成11年~平成24年まで・限度額100万円

Bさん
(2社で119万円の過払い金発生)
・プロミス:平成16年~平成30年まで・限度額50万円
・レイク:平成17年~平成30年まで・限度額50万円

Cさん
(3社で260万円の過払い金発生)
・エポス:平成8年~平成28年まで・限度額50万円
・セゾン:平成10年~平成28年まで・限度額50万円
・ニコス:平成10年~平成25年まで・限度額50万円

Dさん
(220万円の過払い金発生)
・CFJ:平成14年~平成23年まで・限度額200万円

Eさん
(2社で180万円の過払い金発生)
・セディナ:平成7年~平成27年まで・限度額50万円
・アプラス:平成15年~平成30年まで・元素額100万円

最終更新日:2021年10月16日

本サイトの執筆者

山口 広樹

神奈川県横浜市出身。
司法書士・行政書士14年目。
かながわ総合法務事務所の代表。
過払い金や債務整理を専門分野として、5000名以上の事案を解決。

・司法書士(神奈川県会2376号)
・行政書士(神奈川県会4407号)

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