リスクのない過払い金請求をご提供します!
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1F
(横浜駅西口より徒歩8分。相鉄本社ビル目の前)
運営:司法書士法人かながわ総合法務事務所
受付時間:平日9時~20時(土曜は10時~16時、日曜を除く)
2023/05/30更新
「過払い金の発生する目安を知りたい」
「どれくらいの金額が発生するの?」
過払い金の発生する金額は、利用条件で変わるため人それぞれです。
10年間50万円を利用したら過払い金100万円発生…といった単純なものではありません。
なぜなら「最初に50万円借りて10年かけて支払った」場合もあれば、「最初に50万。その後借りて返してを行い、10年で300万円」の場合もあるからです。
借りる金額が多ければ支払う金額も多くなり、その結果、払い過ぎたお金も多くなるというのが、過払い金の発生原理です。
同じような考えで利用年数も重要です。同じ10年でも、丸々10年の利用と、「10年のうち2~3年」では、過払い金の金額は変わります。
限度額50万円で20年利用のAさんと、同じく50万円で20年利用のBさんがいました。
・Aさん(20年前~9年前・3年前から~現在)
・Bさん(20年前~現在まで完済せずに利用)
同じ20年でも、Aさんは実質14年・Bさんは20年まるまる返済。そのため、過払い金の発生額も異なります。
このケースでは、Aさんに90万円、Bさんに210万円の過払い金が発生しました。このように、同じ20年前からの利用でも、発生金額は倍以上に変わることもあります。
①限度額30万円で10年の利用
②限度額100万円で6年の利用
このケースで同じ金利なら、②のほうが多くの過払い金が発生します。
その理由は、100万円のほうが30万円の3.3倍の利息が発生します。100万円で6年でも、30万円の20年分に相当するからです。
返済している年数が長く、限度額が大きいと、それだけ多くの利息を払うことになります。
そうすると、「利息を多く払う」=「払いすぎも多い」=「過払い金も多い」という方程式が成り立ちます。
過去に調査した過払い金の最高額では、全4社で2500万円近くがありました。利用期間は昭和55年~平成27年、限度額は4社とも200万円が平均。このように、利用年数が長く最大利用額も高額だと、とてつもない過払い金になります。
例えば、10万円のキャッシングを長年利用していても、過払い金は平均より少なくなります。
10万円未満は20%でも金利が有効。29.2%で支払っていた場合、10万円×29.2%=2万9200円の利息を1年で支払っています。この内、過払い金は9200円だからです。
単純計算で、20年払い続けても9200円×20年=18万となります。
利用額が少ないと利息の支払いも少ないので、過払い金も少額になるというわけです。
・Aさん(20年前~12年前に完済し解約・9年前~現在まで返済中)
完済してから10年経つと、時効により過払い金は請求できなくなります。Aさんの場合、20年前~12年前の間に発生した過払い金が、時効で請求できませんでした。
途中完済があると、時効で過払い金が少なくなるケースがあるのです。
ただし、途中完済時に解約をしたか?再利用までの期間はどのくらいか?などの事情によっては、時効の影響を受けない場合もあります。
これは「過払い金の分断と一連」と言われる争点で、最も揉めるケースです。
2007年以前から、アコムやプロミスなどの消費者金融を利用していると、高確率で過払い金は発生します。
2010年6月に貸金業法が改正され、この時点で利息制限法内(過払い金が発生しない)の金利に変更されています。しかし、早いケースでは、2007年にこの適正金利に変更されているからです。
違法な金利で返済している期間が長いほど、過払い金が多く発生します。
消費者金融は、クレジットカードに比べ、多くの過払い金が発生します。
50万円ほどの利用額で、利息制限法を超える返済を10年していれば、数十万円単位の過払い金の発生は通常です。
200万円や300万円の限度額なら、過払い金発生200万円~400万円ほどのケースもあります。
限度額50万円~100万円の場合の、過払い金の発生目安は以下のとおりです。
・違法な金利を5年返済:30万円~80万円
・違法な金利を10年返済:50万円~150万円
・違法な金利を15年返済:100万円~200万円
・違法な金利を20年返済:150万円~300万円
より大きい限度額である150万円や200万円なら、さらに多くの過払い金が発生します。
2007年以前から、クレジットカードでキャッシングを利用していると、過払い金が発生することがあります。
しかし、クレジットカード会社では、多種類のカードを発行しています。そのため、カードの種類によって過払い金が発生するものと、そうでないものがあります。
例えば、大手であるセゾンやニコスでは、その発行カードは100種類を超えます。その100種類全てのカードから、過払い金が発生するわけではないということです。
過払い金の金額は、消費者金融よりクレジットカードのほうが低いケースが多いです。
しかし、20年や30年と長い期間返済している場合、100万円以上の過払い金の発生も珍しくはありません。
セゾンやニコスやセディナで、20年~30年近く支払っていると、200万円以上の過払い金が発生するケースもあります。
銀行カードローンの過払い金の目安を解説します。結論からいって、銀行カードローンからは100%過払い金が発生しません。
銀行は、昔から利息制限法に従って貸付けを行っているため、違法な金利(グレーゾーン金利)ではないためです。
・三菱UFJ銀行カードローン
・三井住友銀行カードローン
・みずほ銀行カードローン
・りそな銀行カードローン
・オリックス銀行カードローン
・楽天銀行カードローン
・ジャパンネット銀行カードローン
・東京スター銀行カードローン
・住信SBIネット銀行カードローン
過払い金の目安で、ポイントとなる点をまとめてみましょう。
・「利用年数」が長いほど、過払い金は多く発生。
・「利用金額」が大きいほど、過払い金は多く発生。
・途中で完済していると、過払い金が少なくなる場合あり。
・2007年以前から利用していると、過払い金発生の可能性が高い。
・消費者金融では、100万円以上の過払い金も珍しくはない。
・大手会社のクレジットカードで20年前後の利用なら100万円以上の過払い金も珍しくない。
・銀行のカードローンは、過払い金なし。
司法書士・行政書士
山口 広樹
横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。かながわ総合法務事務所の代表。過払い金や債務整理を専門分野とし、5000名以上の事案を解決。
・司法書士(神奈川県会2376号)
司法書士会の会員ページへ
・行政書士(神奈川県会4407号)
行政書士会の会員検索ページへ
9時〜20時(土曜)10時~16時