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「過払い金の発生する目安を知りたい」
「過払い金はどれくらい発生するもの?」
過払い金の金額は利用条件で変わるため人それぞれです。
10年利用したら過払い金50万円、20年利用したら過払い金100万円…といった単純なものではありません。
借りた金額が多ければ払う金額も多くなる、その結果、払い過ぎのお金(過払い金)も多くなるというのが、過払い金の基本原理です。
また、利用年数も重要です。同じ10年でも、丸々10年の利用と、「10年のうち2~3年利用」では、過払い金の金額は変わります。
こうした内容を元に、過払い金の発生する目安を確認してみましょう。
限度額50万円で20年利用のAさんと、同じく50万円で20年利用のBさんがいました。
・Aさん(20年前~9年前・3年前から~現在)
・Bさん(20年前~現在まで完済せずに利用)
同じ20年でも、Aさんは実質14年・Bさんは20年まるまる返済。そのため、過払い金の発生額も異なります。
このケースでは、Aさんに90万円、Bさんに210万円の過払い金が発生しました。
このように、同じ20年前からの利用でも、発生金額は倍以上に変わることもあります。
①限度額30万円で10年の利用
②限度額100万円で6年の利用
このケースで同じ金利なら、②のほうが多くの過払い金が発生します。
その理由は、100万円のほうが30万円の3.3倍の利息が発生するからです。
100万円で6年の利用は、30万円の20年分の金利の支払いをするのに相当します。
・返済している年数が長い
・利用額(限度額)が大きい
この2つを満たしていると、それだけ多くの利息を払うことになります。
「利息を多く払う」=「払いすぎも多い」=「過払い金も多い」という方程式が成り立つわけです。
過去調査した最高額では、全4社で2500万円近くの過払い金発生という事例がありました。
利用期間は昭和55年~平成27年、限度額は4社とも200万円が平均。このように、利用年数が長く最大利用額も高額だと、とてつもない過払い金になります。
例えば、10万円のキャッシングを長年利用しても、過払い金の金額は平均より少ないです。
10万円未満は20%まで金利が有効。29.2%で支払っていた場合、差額の9.2%がグレーゾーン金利となります。
10万円×29.2%=1年で2万9200円の利息の支払い、払い過ぎのお金は9.2%に相当する9200円です。単純計算、10年で9200円×10年=9万2000円。
利用額が低いと利息の支払いが少ないので、過払い金も少額になるというわけです。
例えば、15年利用と言っても、色々なパターンがあります。
①15年前に利用開始…今も返済中
②20年前から利用…5年前に完済
③25年前から利用…10年前に完済
①では、2007年以降の利用のため、過払い金は発生しませんでした。
②では過払い金が50万円発生、③では過払い金が150万円発生しました。
古い時期から利用してるほど、過払い金は多く発生します。反対に、直近であるほど過払い金は少なくなります。
その理由は、昔であればあるほど高金利であるからです。・
・Aさん(20年前~12年前に完済し解約・9年前~現在まで返済中)
完済から10年経つと、時効により過払い金は請求できません。
Aさんは20年前~12年前に完済しており、この部分の過払い金は請求できませんでした。
このように、途中完済があると過払い金が少なくなるケースがあるのです。
ただし、途中完済時に解約をしたか?再利用までの期間はどのくらいか?などの事情によっては、時効の影響を受けない場合もあります。
これは「過払い金の分断と一連」と言われる争点で、最も揉めるケースです。
消費者金融を2007年以前から利用していると、高確率で過払い金は発生します。その理由は、2007年を境に金利変更が行われているためです。
・アコム(2007年6月17日)
・アイフル(2007年7月31日)
・レイク(2007年12月1日)
・シンキ(2007年12月2日)
・プロミス(2007年12月18日)
( )内の日付は、金利の見直しが行われた時期です。これ以前は、20%を超える金利が多かったため、過払い金の対象になりやすいというわけです。
消費者金融は、クレジットカードに比べ多くの過払い金が発生します。
利用額50万円で違法金利の返済を10年続けていれば、数十万円単位の過払い金の発生は珍しくありません。
利用額200万円や300万円の場合は、200万円~400万円ほどの過払い金になるケースもあります。
限度額50万円~100万円の場合の、過払い金の発生目安は以下のとおりです。
・違法な金利を5年返済:30万円~80万円
・違法な金利を10年返済:50万円~150万円
・違法な金利を15年返済:100万円~200万円
・違法な金利を20年返済:150万円~300万円
より大きい限度額である150万円や200万円なら、さらに多くの過払い金が発生します。
2007年以前からのクレジットカード利用で、過払い金が発生することがあります。
しかし、信販会社は多種類のカードを発行しています。そのため、過払い金が発生するカードと、そうでないものがあります。
例えば、大手であるセゾンやニコスでは、その発行カードは100種類を超えます。その100種類全てのカードから、過払い金が発生するわけではないということです。
過払い金の金額は、消費者金融よりクレジットカードのほうが低いケースが多いです。
しかし、20年や30年と長い期間返済している場合、100万円以上の過払い金の発生も珍しくはありません。
セゾンやニコスやセディナで、20年~30年近く支払っていると、200万円以上の過払い金が発生するケースもあります。
銀行カードローンからは100%過払い金が発生しません。
銀行は、はるか昔から利息制限法に従って貸付けを行っているため、違法な金利(グレーゾーン金利)ではないためです。
・三菱UFJ銀行カードローン
・三井住友銀行カードローン
・みずほ銀行カードローン
・りそな銀行カードローン
・オリックス銀行カードローン
・楽天銀行カードローン
・ジャパンネット銀行カードローン
・東京スター銀行カードローン
・住信SBIネット銀行カードローン
最後に、過払い金の目安で、ポイントとなる点を整理していきましょう。
・「利用年数」が長い・「利用額が大きい」ほど、過払い金は多く発生。
・より古くから利用しているほうが、過払い金は多く発生する。
・途中で完済していると、過払い金が少なくなる場合あり。
・消費者金融では、100万円以上の過払い金も珍しくはない。
・大手会社のクレジットカードで20年前後の利用なら100万円以上の過払い金も珍しくない。
・銀行のカードローンは、過払い金なし。
当ホームページは、過払い金(かばらいきん)を専門としたものです。
2010年より、8000名以上の方の過払い金の診断やご相談、調査を行ってきました。
こうした経験と実際の事例をもとに、本物の過払い金の情報をお届けします。
横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。過払い金請求や債務整理が専門分野。
・司法書士(神奈川県会2376号)
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