リボ払いも過払い金の対象になる？

大手消費者金融であれば、過払い金は戻ってきます。

例えば、アコム・プロミス・レイク・アイフル・シンキ（ノーローン）で、2007年以前からキャッシングを利用していれば問題ありません。

消費者金融では倒産してしまった会社も多いのが現状です。

例えば、武富士、三和ファイナンス（SFコーポレーション）、丸和商事などは有名な消費者金融ですが、こうした会社へ過払い金は請求できません。

倒産時の手続きには、会社更生、民事再生、破産など様々な手続きがありますが、この手続きを行う際に、過払い金の清算は完了しているためです。

消費者金融で利用者の多いカードでも、過払い金が発生しないものはあります。

例えば、モビット、アコムが発行するじぶん銀行（自分ローン）、プロミスが発行するアットローンなどは、その代表例です。

クレジットカードでも、2007年以前からキャッシングを利用して、グレーゾーン金利を返済していたら、過払い金が発生しています。

しかし、クレジットカードによっては、過払い金が発生しないケースもあります。

セゾン、ニコス、エポスカード、セディナといった会社からも、過払い金は発生します。

しかし、こうした大手会社では、発行済みのカードが100種類を超えています。

そのため、過払い金が発生するカードもあれば、そうでないカードもあるのです。

100種類全てのカードで、過払い金が発生することはないということです。

2つ目は、そもそも過払い金が発生しないカード会社があります。

例えば、大手で言えば楽天カードは、その代表例です。

また、ジャックスやオリックスは、1990年代にはグレーゾーン金利を撤廃しています。

そのため、実質的に、過払い金が発生する可能性は非常に低い会社です。

3つ目は、1回払いからは過払い金が発生するものの、リボ払いからは過払い金が発生しないカードというものもあります。

例えば、ＪＣＢやアメックスがその代表例で、これらのカードは、1回払いしか過払い金の対象になりません。

１つめは「過払い金請求をしたカードが使えなくなる」ということです。

たとえば、Aカードのリボ払いに過払い金を請求した場合、Aカードは使用できなくなります。

キャッシングリボの過払い金を請求して、ショッピングのリボ払いはこのまま続けていくということはできません。

ポイントなどが貯まっている場合には、事前に使用するなど損をしないようにしましょう。

リボの支払残高を上回る過払い金がないと、ブラックになるので注意です。

例えば、キャッシングリボに50万円の支払いがある場合。

この状態で過払い金請求を行うと、ブラックリストになる恐れがあります。

また、キャッシングリボは完済、ショッピングリボに返済が残っている場合。

この場合も、ブラックリストになる恐れがあります。

「キャッシングもショッピングも全て完済して支払い残が0」

こうした場合には、過払い金を請求しても100％ブラックになりません。