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2024/10/10更新

アコムから過払い金が戻ってきた!実際の事例を紹介

実例

「アコムから過払い金が戻ってきた事例を知りたい

「どのくらいの過払い金がアコムから戻ってくるの?」

・いくらぐらいの金額が戻ってくるのか?
・返還までにどのくらいの期間が必要か?
などを解説していきます。

アコムの過払い金について詳しくは「アコムの過払い金(2024年)」を御覧ください。

(目次)アコムの過払い金事例

過払い金請求の2つの解決方法

示談か裁判

過払い金請求は、「示談」か「裁判」のいずれかで行っていきます。

一般的には、まず示談交渉を行い、交渉が決裂した場合に裁判という流れになります。

示談の場合

示談では、アコムから全額の過払い金を返してもらえることはほぼありません。

発生した過払い金の70~90%の返還が、アコムの相場です。

「穏便におさめたい」「裁判はしたくない」という場合は、ここで解決します。

裁判の場合

「全額の過払い金を返して欲しい」という場合は、裁判で過払い金を請求します。

裁判では利息付きで過払い金の返還を求めるため、示談より金額は大きくなります

ただし、裁判手続きであるため、戻ってくるまでに時間はかかります。

アコムの過払い金事例(示談)

80万円を翌月返還

Yさん(女性・40代)の事例

アコムの利用状況

2002年~2015年に、限度額50万円で13年ほどアコムを利用。

過払い金の返還内容

Yさんの要望は、「早く戻ってきて、それなりの金額なら…」というものでした。

過払い金発生額(113万9072円)の70%である80万円・翌月返還で和解をしました。

125万円を4か月後返還

Mさん(男性・60代)の事例

アコムの利用状況

2004年~2018年に、限度額50万円~100万円ほどでアコムを利用。

過払い金の返還内容

Mさんは「焦ってはいないので、示談でなるべく多くの金額が欲しい」という要望でした。

過払い金発生額(132万8410円)の94%相当の125万円・4ヶ月後に返還で和解しました。

123万円を3か月後返還

Uさん(男性・50代)の事例

アコムの利用状況

2002年~2016年に、限度額50万円~100万円でアコムを利用。

過払い金の返還内容

Uさんは「他にカードの支払いがあってそこを早く終わらせたい。

家族には秘密なので裁判まではしたくない」という要望でした。

過払い金発生額(137万2574円)の90%相当の123万円・3ヶ月後の返還で和解しました。

返済が0になり40万円返還

Gさん(女性・40代)の事例

アコムの利用状況

2005年~2017年に、限度額30万円~50万円でアコムを利用。

過払い金請求を開始する時点での、支払い残高は44万1725円。

過払い金の返還内容

「支払いが0になるなら、あとは費用がまかなえればOK。早く終わりたい」

Gさんは、このような要望でした。

44万1725円の支払いが0になり、さらに58万3780円の過払い金が発生した状況。

58万円の70%相当の40万円・1ヶ月後返還で、和解が成立しました。

返済は0で100万円返還

Wさん(女性・60代)の事例

アコムの利用状況

1996年~2017年に、限度額50万円でアコムを利用。

過払い金請求開始時の支払残高は12万0015円。

過払い金の返還内容

「支払いがなくなればあとはお任せします。相場の金額が戻ってくれば大丈夫」

Wさんは、このような希望でした。

12万0015円の支払いが0になった上で、108万8099円の過払い金の発生。

109万円の90%強の100万円・3ヶ月後返還で、和解が成立しました。

アコムの過払い金事例(裁判)

100万円を翌月返還

Fさん(男性・40代)の事例

アコムの利用状況

1999年~2003年と、2007年~2015年に、限度額50~100万円でアコムを利用。

裁判に至った経緯

「2003年までの過払い金は時効。2005年以降の過払い金15万円の内10万円を返します」

これがアコムの主張。

「常にカードは利用できる状態で、契約も失効していない。よって、1999年~2015年までの過払い金95万円の返還を求める」

これが当センターの主張。

示談では話がまとまらず、裁判(訴訟)となりました。

裁判の内容

・自分は裁判に行かなくても良いのか?

→当センターの司法書士が代理人となるので行く必要はない。

・自宅に裁判所から郵送物が届かないか?

→郵送物は代理人である当センターの司法書士事務所に届くのでFさんには届かない。

・裁判をした場合のデメリットは?

→特になし。裁判で負けたら時間の無駄になるぐらい。費用は変わらないように進める。

Fさんから上記のような質問を受けましたが、その上で裁判を選択。

過払い金請求の結果

「100万円(97万円+過払利息3万円)を3ヶ月後に支払うので、裁判を終了したい」

裁判開始から3か月後、アコムからこのような申し出がありました。

Fさんはこれに了承し、アコムとの和解が成立しました。

裁判で400万円の返還

Oさん(男性・50代)の事例

アコムの利用状況

1996年~2016年に、アコムを利用。

限度額50万円からスタートし、最終的には200万円。

裁判に至った経緯

329万9072円の過払い金が発生。

Oさんは「戻ってくる金額が多いなら裁判をしたい」という希望。

過払い金が140万円を超えているため、弁護士事務所をご紹介し訴訟(裁判)へ。

過払い金の返還内容

・弁護士が裁判を行うと費用が二重にかかるのか」?

→当センターの費用はなし。当センターは過払い金の調査のみで終了。

・こちら(当センター)と連絡をとることはなくなってしまうのか?

→基本的にはなくなり、弁護士事務所とのやり取りになる。もちろん、トラブルや心配なことがあれば、引き続きご相談は可能。

・どのくらいの期間がかかる?

→裁判は、弁護士・アコム・裁判所と3当事者がいます。弁護士が早い展開を望んでも、アコムと裁判所が、長く審理を希望する場合もある。

早ければ3ヶ月、遅ければ半年で裁判が解決、そこから2~3ヶ月で過払い金が返還される。

Oさんは、以上の点を踏まえ、弁護士事務所で裁判を行うことになりました。

過払い金請求を行った結果

裁判開始から4ヶ月後のことでした。

「400万円(過払い元金329万9072円+過払利息約70 万円)を3ヶ月後に支払う」

アコムから弁護士へこのような申し出があったそうです。

Oさんはこの内容に了承、アコムと訴外和解に至りました。

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本サイトの執筆者

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士・行政書士
山口 広樹

横浜市出身。司法書士・行政書士15年目。過払い金請求や債務整理が専門分野。

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